こんにちは。ルノルマンカード占い師の狐月庵です。
前回はルノルマンカードの概要について触れさせていただきました。
今回は実際にどのようにリーディングを行っていくのかを紹介したいと思います。
ルノルマンカードの特徴
ルノルマンカードもタロットと同じく絵柄をみて占う道具です。
タロットは一枚の絵柄に様々な事柄の象徴や物語が隠れていますが、ルノルマンは「熊」「本」「木」などいたってシンプルです。
ここは大きな特徴だと思います。
絵柄がシンプルなため、読み取れる内容も単語レベルのシンプルなものになるので、タロットのワンオラクル占いなんかには向きません。
では実際にどのようにリーディングしていくのか。
・コンビネーションリーディングの活用
2枚以上のカードを組み合わせ、「コンビネーションリーディング」を行います。
私がいつもリーディングの方法として使用しているのは、
①2枚のカードを2語文(○○の○○、○○が○○などの主語と述語)、または単語で読む
②3枚のカードを文章(○○が○○で○○)にして読む、過去・現在・未来で読む
以上の2種類が挙げられます。
実際に例を挙げて考えてみましょう。
〇例文
占いをする方は必ずしたことがある質問だと思います笑
①、②それぞれの読み方でリーディングしていきましょう。
(カードのセンテンスイメージについては後々記事にまとめますのでここで覚えなくても結構です。)
①2枚のカードでコンビネーション
「熊」と「木」
「熊」主語
熊って大きな体でものすごくたくさんご飯を食べそうですよね。そんな意味合いから食べることに関連した意味を持っています。また、権力のあるものとして「嫉妬される」という意味もあります。また、クマの母性本能から保護、親とも読みます。
「木」述語
木のカード。健康や病気、メンタルにかかわるネガティブな意味で扱われるカードです。意外ですよね。
二つを組み合わせてみましょう。
「面倒見がいい」「ストレス」
→おせっかいな人
「よく食べる」「精神の不調」
→デブでメンヘラ
こんな風にリーディングできます。
\ サイテー!! /
今回は質問の内容がざっくりしすぎているので2通りの解釈を出してみましたが、デブでヘラってるおせっかいの人ってどんなだよという感じではあります。
カードの意味だけをたどるのではなく、ニュアンスを理解して、意味の通るように解釈しなおして読む必要があります。
基本的にはリアルな状況にあてはめ、ぴったり来たほうを解釈として使用しますが、多数のキーワードを組み合わせてすべて採用することもあります。
このケースも、もし質問者が太ってなければおせっかいをしすぎて疲れてしまっている人のほうで読んでみましょう。
②3枚のカードでコンビネーション
これは少し難しいです。カードのイメージを名詞以外の意味合いでも理解していないと答えがちぐはぐになってしまいます。
「熊」「木」「ハート」
熊と木の意味は先ほど①で紹介しました。
「ハート」
純粋にLove、または情熱、満足、満たされるそんな意味もあります。
3枚のカードを一つの文章にしてみましょう。
「おせっかい」「メンタルの不調」「情熱」
→人のために身を粉にして尽くす情熱のある人
人のために身を粉にして尽くす、愛しい人
こんな風に解釈が出来ます。
ハートがあるのとないのとではだいぶ解釈が変わりますね!
最後に
慣れてくるとカードを見ただけで直感的に「こんな文章になるな」などわかってくるようになります。
そのためのトレーニングとしては毎日適当に2枚、もしくは3枚のカードを引き、組み合わせる練習をしていきましょう。
また、私がよく行っているのはあたりを見渡して目に入ったものを「もしこんなカードがあったらこんな意味になるんだろうな」と想像し、2つ以上組み合わせてコンビネーションしています。
例えば、
「軍手」と「ラミネーター」=危険な熱処理 ←なにこれ笑
「携帯」と「エアコン」=連絡は適度に
などなど・・・。
言葉遊びのようで面白いですし、ルノルマンカードに正解不正解はないので、自由な想像力を養うためにも日常で工夫してみるとよいと思います。